芸歴はまもなく50年になろうとする。憂いているのは「最近のお笑いは壊れている」ことだ。「何も知らないことを売りにして、おバカキャラとかいってテレビに出ている。知らないことを恥ずかしいと思わない。悲しむべきこと」。一時的なブームに乗って自分を磨くことを怠っているタレントへの視線は厳しい。

「おバカキャラ悲しむべきこと」本物芸人の厳しい視線(芸能) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース

今だって昔だって変わらぬはTVでありそれはいつの時代も見世物小屋という性質は変わらない。面白おかしいもの、変わったもの、奇天烈なものをTVは流してそれを視聴者が楽しんでいた。

バカは芸の一つだった。どんなキャラクターであれ極めればそれが芸と認知された。芸人が演じていたものが「お笑い」として認識された時代が確かにあった。

小松政夫はその芸が浅いことを憂慮している。猛獣使い(紳助)がおバカキャラ(と呼ばれる芸人ではないことが確かななにか)たちを操って一つのショー然とさせていること(そしてそれがお笑いとして認知されていること)について異論を唱えているのだ。

「物を知らないことは芸じゃない」その言葉にこめられた思いは何か。

おバカキャラを「お笑い」の範疇で語ることには僕は疑問を感じる。おバカキャラは「タレント」と呼ぶ方が馴染むだろうし、本人たちも芸人という自覚はないだろう。

ただ、小松の親分は、一度客の前に立てば「プロ」であらなければならないしそれは「芸」として講評されて、それを引き受ける責任がある。そんな思いがあるのだろうと僕は思う。

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