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男が作った理想の男性像のひとつはシャーロック・ホームズである。確かに魅力的な男だが、彼は引きこもり気味の仕事依存者である(引きこもりと仕事依存は両立する)。おまけに非合法薬物の依存症者でもある。知力を誇り、暴力的で強引極まる推理を重ねて自信満々で下手なバイオリンをひいては周囲を困らせているところを見ると「勘ちがい男」のわかりやすい例と思ってしまう

(中略)

『ボヘミヤの醜聞』の冒頭には、自室の闇の中で膝を抱えているホームズが描写されている(グラナダTV版は原作と違う)。ワトソンが久しぶりにホームズの下宿に顔を出すと、部屋は真っ暗、開け放しの窓からは風が吹き込んでいる。窓を閉め際にワトソンは、窓際の机の引き出しが半分引き出されていて、その中に注射器があるのを発見する。ワトソンは叫ぶ。「今度はモルヒネか、コカインか!」

「コカインの7パーセント溶液は素晴らしい。魂を刺激し、私を甦らせる。仕事をくれ、そうすれば刺激剤は要らない。」と冷えた暖炉の前でしゃがみこんだホームズは言い返す。

「男の勘ちがい」 斉藤学

ホームズがコカイン依存者だったとは。この記述には目を疑った。僕が幼少の頃触れた「名探偵ホームズ」(TVアニメ)ではパイプをくゆらしているだけだったから。ネットで検索してみたら、Wikipediaのシャーロック・ホームズの項目でもその事実は確認できたし、他の検索結果のページにも当然のように語られていて、むしろこの歳まで知らなかったことが恥ずかしいことなのかもしれない

調べてみるとNHKで放映されていたグラナダテレビ製作の実写ドラマではコカインを打つホームズの描写もされていたが、NHKで放映される段階でそのシーンは全てカットされたとか。DVD版ではフルバージョンが見られるようなので興味のある方は是非。

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Comment一覧

ホームズは男性には魅力的な人物なのか・・・
女性から見るといまひとつかな、と思うのだけどw

ホームズの悪癖について私が知ったのは
QEDベイカー街の問題という推理小説?を読んだ時だった
ホームズシリーズの原作を一度も読んだことがなかったので
こんなひどい人だとは思いもよらなかったw

でもそういうところも含めてファンには魅力なんだろうね

アニメ版のホームズも確かに面白かったけど
人間臭いホームズってのもいいかもしれないね。


いつか機会があったら該当のシーンを見てみたいな。

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